西丹沢 マスキ嵐沢 日程:2006・8/14 晴れ |
大滝橋バス停で下車し沢筋の畦ヶ丸へと続く登山道を歩く。今ごろシーズ ンの沢始めとなる。夏休みの雰囲気を満喫できる明るくて、静かできれいな水の音を聞きながら30分ほどでマスキ沢出合にでる。看板があると情報があったが 見当たらない。岩に古い赤ペンキの矢印があった。 |
表丹沢の黒っぽい岩と違って西丹沢は花コウ岩なので白い岩が、ますます
沢を明るくしている。つい飲んでみたくなるが、大腸菌が多いらしいので生水はやめておいた方いい。るんるん気分で小さなナメ滝をいくつか越えていく。(こ
の時点では下山であんなにしんどい思いをするとは想像もしてない。) しばらく行くと左から美しく水を落としているF1(2段7メートル)を右側から上がっていく。左にガレをみて続いてF2(2段6メートル)をカチッとした 白い岩の階段を気持ちよく超えて行く。 |
大きく右へ曲がるとこの沢のハイライトらしいF3(2段15メート
ル)。 ロープをだすほどでもなさそうだが、せっかく持ってきたし暮れに骨折した左指のリハビリも兼ねてお願いしてだしてもらう。 1段目はなんなく上がり2段目はガイドブックどうり水線通しに上部はちょっと右へ逃げた。冷たい水が心地よい。しばらくナメを歩き、F4(2段9メート ル)に着く。この滝は一枚岩の右の水線通しをいく。がっちりとしたホールドスタンスがいっぱいあり気持ちよく登れる。 |
それから左へ曲がりだんだん水量が減ってきた。このころより涸沢が右左
と出てくる。完全に水が涸れて水量1:1の二俣に出合う。後は沢筋に忠実につめていったらあっけなく稜線にでてしまった。楽しみにしていたF7(2段10
メートル)はどこ?? ああやっぱりさっき右にあった涸れた滝のことだったんだあ。残念だけど遡行終了とする。朽ち果てた道標に手なんかおいて写真撮影して、休憩後権現山へ向か う。(この道標がのちに大きな意味をもつこととなる) |
山頂からは丹沢湖がきれいに見えてびっくり。
満喫して後は一時間足らずの下山で西丹沢のバス停のはずだった。 快適に痩せ尾根をすたすたと鼻歌まじりに下っていった。ぼろぼろの梯子をくだりしばらくするとなんか変。仕事道っぽいよ。それにずいぶん権現山が目の前に みえるんだけど。東に進んでるようである。さっき3本あった赤テープの分岐までもどる。しっかりした踏み跡が南へも延びている。磁石と地形図で確認する。 絶対にこの道は違うだろうけどどこまで続いているのか、偵察にいってみることにする。ゆるいなだらかな尾根がずっと続いているが途中で踏み跡は消えてい た。しかし最悪薮をこいてくだれば朝歩いてきた畦ヶ丸へあがる東海自然歩道へ出るはず。確認して分岐へもどると3人で相談する。あの朽ち果てた道標の北東 側にしっかりした道が登山道だろうということになって沢の終了点までもどる。案の定うす〜く 出合と読みとめる。沢登りの爽快感もすっかりぶっとんだ汗ばんだ体になってとことこ降りた。おまけにバスの時間まで一時間待ち。 たまたま同じバスを待っていた神奈川県の公園監視委員の人に迷った話をここぞとばかりに聞いてもらった。若い彼がいうには、昔道を仕事で使っているうちに 登山道よりりっぱになったのだろうとのこと。入り込まないように目印をしておくように連絡しておきますとのこと。こっちが恐縮してしまった。 なんか後半で沢気分がぶっとんでしまい、F7もおあずけとなったので秋にでも今度はみんなで行きましょう。 |
すばるM45山の会 . |