小雲取山縦走

日程:2008年1月3日(木)〜4日(金)
山域:奥多摩
形式:冬山登山  テント泊
メンバー:伊藤さん、すずとも、ななこ(CL)
行程:
3日(木)
奥多摩駅発バス08:35〜鴨沢バス停09:40〜ピーク1150地点12:00〜
ピーク1420地点13:10〜奥多摩小屋テント場15:40

4日(金)
テント場07:30〜七ツ石山08:15〜高丸山09:35〜鷹ノ巣山避難小屋
10:40ー55鷹ノ巣山山頂11:15ー12:00六ツ石山分岐〜奥多摩17:00〜もえぎの湯17:20
   

記録
クリスマス連休の白毛門から戻ってお正月天気不良のため山計画もスキーの予定もない。
伊藤さんもお正月予定がキャンセルになりヒマとのメール届く。すずともが蛭ケ岳縦走に単独の計画があるようなこと言っていたので、雲取山3人で行かないか と誘ったら案の定食いついてきた。伊藤さんの以前からの夢であったというテントで一人で寝てみたいという願いを叶えてあげよう山行と決定。私の一人用テン トとすずともの新品の2、3人用テントを出すこととする。久しぶりのボッカ山行、と思いきや奥多摩小屋の情報によると、冬でも水がでてるとのこと!女3人 テント泊にわくわくしながらパッキング開始。

3日(木)晴れ
荒れていた天気も落ち着き、小春日和の中をおしゃべりしまくり山行が始まった。途中林道に出た所でまず間違えて、下ってしまう。なんか違うなと気づいた時 車が止まり、「何処行くの?この道鴨沢のバス停に行きますよ」だって。気を取り直し大きな駐車場まで戻り左へ進む。「5、6年も経つとなんか変わっちゃう んだよねえ。」と照れると、「ほんとよね〜。困るわよね〜」と女性はやさしい。なだらかな冬枯れの登山道をゆっくり進んで行く。お正月の雲取山は人がいっ ぱい入ってるだろうと想像していたが以外と少ないことに驚く。軽装の日帰りらしき人が多い。七ツ石山のトラバースルートは、ほぼ凍ってつるつるだが水平な ので、アイゼンを使うことなくブナ坂に抜ける。このあたりから雪がでてきたがぬかっていて気分がよくない。今年は雪量が少ないのだろうか。新緑の季節時の 美しさがよみがえる。15時40分にテント場到着。小屋前の登山道左側に雪を避けてテントが3つ張ってあった。自分たちも同じように2つ縦列で設営。水は すずともにとってきてもらう。階段がガリガリに凍っていてあぶなかったらしい。その後楽しく食事し、8時過ぎには全員就寝。テントの外は眩いばかりの星空 であった。

4日(金)晴れ
5時に起床。朝食は伊藤さん特製の具沢山うどん。野菜がたっぷりはよいのだがコッヘルに入りきれないよ。ふ〜ふ〜いいながら3人でたいらげる。「昨夜は完 璧に熟睡でした」と言う伊藤さんは、19時前にはもう一人用テントで寝ていた。年末からずっと山行が続いていたすずともはまだ顔から疲れがすこし残ってる が元気そのもの。テント撤収後、7時30分に出発。今日は石尾根を縦走し奥多摩駅へ下りもえぎの湯の温泉に入る予定。天気もよく絶好の尾根歩き日和。登山 道はところどころ凍ってはいるがアイゼンを付けるほどでもない。各自黙々と急登を登る。8時15分に七ツ石山山頂に立つ。単独男性が休んでいた。15分ほ ど休憩をとり出発。緩やかな下り上り道の明るい草原を朝日がきらきら照らす。しばらく行くと目の前に大きなピークが現れる。夏なら迷わずトラバースへ逃げ るところだが、今回はぜひ高丸山1733のピークを踏みたくなった。2人から文句もでず続いて登ってくる。七ツ石よりしんどい登りではあったが高丸山の頂 上は三角おにぎりのてっぺんで360度の展望。スキー場のゴンドラの山頂駅のようである。そして今回の山行中でハイライトとなった下り道。38度はありそ うな急斜面でしかも雪が半分解けていてグチャグチャである。まず最初に私が滑ってしりもちをおもいっきりつく。照れながら起き上がって上をみると2人が抱 き合ってきゃあきゃあ言っていたと思ったら、すずともがいきなりつるってん!おまけにもうひとつ。危険はないがスリル満天に太ももの筋肉をぱんぱんにパン プさせてやっとこさ下り終えた。ダブルストック駆使の伊藤さんだけはおしりに泥がついていなかった。

み んなで笑いこけ、落ち着いたところで鷹ノ巣山の非難小屋まで1時間は自転車でかっ飛ばしたくなるような水平道が続いていた。小屋前のベンチで大休憩。すず ともが家族とのイベントのため15時には奥多摩駅に着きたいとのことで、一足先に2人で鷹ノ巣山の山頂に向かう。この登りもけっこう長くきつかった。山頂 で写真を撮った後、かっ飛びで水根山へと下って行った。20分後ぐらいに伊藤さんが上がってきた。ぽかぽかの冬の日差しを浴びながら眼下の奥多摩湖をしば らくふたりで眺める。防火帯に開けた草原の中の斜面を下っていく。雪量が多ければスキー場のゲレンデ状態。水根山から城山にかけてはすっかり葉を落とした ブナ林が美しい。城山の急坂を下り将門馬場あたりで大休憩をとる。六ツ石山の巻き道を歩き始めた時重そうなザックの男女2人とすれ違う。「六ツ石山分岐ま で道が氷になってるので気をつけて」とのこと。北面のトラバース道でつるつるだがほぼ水平。ここもアイゼンつけることなく通過する。

六 ツ石山分岐を過ぎてからがずいぶん長く感じたがとても静かでもくもくと久しぶりに歩いたことに満足。奥多摩に着いたらちょうど日が落ちて暗くなってきた。 疲れた足を引きずって「もえぎの湯」でたっぷり体を癒して帰路に着いた。お正月の奥多摩の山は静かであった。それから14時過ぎに奥多摩駅に下山したとの メールがすずともより入っていた。
、、、、、、、、記録:ななこ

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