、、、、、大杉山読図ハイク(西丹沢)

日程:2008年2月17日(日)
山域:丹沢
形式:読図山行
メンバー:Hさん、Kさん、つくる、ななこ(CL)
行程:
   新松田駅発バス07:20〜中川橋08:10ー25〜尾根取り付き08:30〜ピーク540点
   09:00〜ピーク880点(戸沢ノ頭)10:00〜ピーク876点10:15〜ピーク861.1点
   (大杉山)10:30〜ピーク845点10:40〜ピーク956点(ヤヒチ沢ノ頭)12:30
   〜ピーク926点13:15〜箒沢公園橋14:17

記録:ななこ

ルートマップ

先日の例会で新メンバーとなったHさんとKさんそしてつくる、私の4人の初山行。
バスを降りて3人で中川橋を渡り、右側の駐車場でKさんとおちあう。「朝はてんで弱いので車で行きます」との彼のメール。顔もよく憶えてなかったので、来 てるかちょっと心配したが、無事に会えてほっとした。顔がほんとに眠そう。ここで1/25000地形図で、今日のルート説明と磁石を使っての読図法を練習 後に出発。空気が超冷たいが日が差すと暖かいだろう。あたりに私たち以外に人の気配を感じない。いつものことだが、読図山行はなぜかハイテンションになっ てくる。さっそく駐車場のすぐ先に階段があったがそれは無視。中川を右に見て、50メートルほど進んで左の笹の中にうすい踏み跡発見。つくる、Kさん、H さん、私の順番でまずは、背丈ほどの笹をかきわけながら、尾根へ取り付く急登の植林帯を行くが、もう鹿のフンがあちこちにある。夏はダニが多いのでは?お よそ30分で最初の目標ピーク540に到着。
..
黄色のテープを枝に発見。ひめしゃら、こなら、ミツマタはまだつぼみ。 ひだまりで暖かいので、一枚脱ぐ。Aさん直伝のショウガ湯をみんなでまわし飲む。朝からいきなり急登で、はあはあの喉になめらかに染み渡る。もちろん評判 がよかった!先頭をKさんに交代して目の前にそそり立つピーク880戸沢ノ頭に向けて出発する。薄く踏みあとが稜線についているが、尾根の左へまきぎみに 進んでいる様子。案の定最後に急斜面をよじ登ることに。やっと尾根にもどってしばらく行くとまた、左に巻き出す。「Kさん、左に進む癖があるの?」「俺、 トラバース大好きなんだな」「今日は尾根を外さずでよろしく」なんて言いながら順調なペースで尾根を上がって10:00に戸沢ノ頭に到着。標高800を過 ぎたあたりから雪がでてきた。けっこうなハイペース。小休憩後、先頭をHさんに交代してピーク876、861.1(大杉山)をめざす。ピーク880からは 名前どおりりっぱな杉の植林帯が続いている。伐採の印なのかピンク、アオ、シロテープが木に巻き付けてあるがその数にみんな驚く。右に鹿柵が大杉山まで続 いていた。大杉山と手作りの標識を見つける。まわりは平らだが杉林の中で展望はない。地図で真西にピーク692点(馬草山)から中川温泉へ下るルートは、 湯沢の複雑な地形に阻まれて、超難しそう。次回このルートを歩いてみたいと思う。
..
写真を撮ってから歩き出す。なだらかな細尾根になると広葉樹になりとこ ろどころに雪を踏みながら快適に進む。左にずっと富士山をながめながら明るい尾根歩きにHさんはしきりに「いいねえ、いいねえ、最高だあ〜」の連発。 10:40にピーク845点に着く。ここで右と左に大きなはっきりした尾根が現れる。ぼ〜としてると左の尾根に引き込まれそうだ。磁石を使ってきちんと読 図して右の尾根を進む。枝にテープが巻いてあるのを発見。雪のついた細尾根の急なアップダウンを過ぎ、岩がごろごろした足場の悪い所を手足を思う存分駆使 して登り切ったらひだまりの雑木林に出る。左には、山頂にガスがかかった富士山。右に薄く雪に覆われた同角山稜。下に中川の集落がはっきり見えた。みんな もお腹が空いたとのことで、20分ほど大休憩をとる。Kさんから4種類の練り物のてんぷらをみんなごちそうになる。まだ温かくておいしかった。ここまで越 えてきたピークをながめながら、ちょっと温いコーヒーもごちそうになる。ガスとコンロはあるが、コッヘルを忘れたらしい。私のカップを貸してあげる。Hさ んは富士山のベストショットをずっと狙っていた。
..
ピーク956点まで細尾根の急なアップダウンが続いたが、Hさんのハイ ピッチに引っ張られてどんどん進み、12:30にピーク956点(ヤビチ沢ノ頭?)に到着。沢屋さんが巻いたと思われる黄色テープが東方向へ続いている。 玄倉川へ下るルートらしい。しばらくはゆるやかな気持ちのよい歩きになったと思ったら、最低コルまで今まで一番の急坂を木にぶらさがりながら下る。北斜面 なので雪も深い。めんどくさがってスパッツをしなかったことを後悔する。西から頬を刺すような、冷たい風が深くえぐれた沢底からあがってくる。両端がス パッと切れた細尾根を何度か過ぎ、岩と枯れた木々の不安定な急登をよじ上りきった先にピーク926点らしき広場にでたのが、13:15であった。目前に石 棚山の板小屋沢ノ頭がそそり立っている。ルート計画の段階で頭まで行くことも検討したが、左尾根に逃げるルートに変更して大正解!!かなり時間がかかりそ うで、頭からの急坂はもう勘弁という感じである。
...
箒沢までの尾根は途中から杉の植林帯となり、右下に深い板小屋沢の水音 が聞こえてからしばらくで登山道に出たのが、14:07であった。その後バスの時間に1時間近くもあったので、バス道を中川温泉のいつもの「ぶなの湯」に 向かってのんびりと歩いて、30分歩いたころにバスがやってきて乗り込む。左に中川と私たちが歩いた尾根がはっきり見える。いつも混んでいる「ぶなの湯」 は時間がよかったせいか、けっこうスムーズに入れた。今回の読図山行はけっこう踏み跡やテープなどはあったが、ルートが変化に富み、なかなか楽しめた。ミ ツマタが満開のころにまたやりたいねとか、それぞれの行きたい山の話などメンバーで話がはずんだ。帰りはKさんのスカイブルーの車にちゃっかり便乗させて もらって帰路についた。
.

chronicle
home
すばるM45山の会
.
subaru M45 alpine club
inserted by FC2 system