大源太山縦走

日程: 20012年7月16(日)
山域: 谷川岳(大源太山周回ルート)
形式: 日帰り縦走ハイキング
メンバー: ななこ(CL)つくも 春日
記録: ななこ
行程: 旭原大源太山登山口駐車場740m(7:50)〜第一渡渉(8:10)〜第二渡渉(8:30)〜大源太山1598m(11:30)〜七小屋山1674m(13:30〜14:00)〜シシ小屋ノ頭1472.6m(15:40〜16:00)〜駐車場740m(18:20)

アプローチ

15日に7年ぶり『ウッディハウス ホスタ』http://hosta.jp/ つくるとななこは宿泊し、春日君は車で当日待ち合わせ場所の大源太キャニオンキャンプ場でピックアップ後に、登山口に向かう。

    

記録

ま だ梅雨も明けていないのに、なんという蒸し暑さだろうか。リハビリ中の私本日のロングコースに足首が心配。高尾山の経験のみの春日君はやる気満々で頼もし いがつくる君は去年の八ヶ岳以来歩いてないので、少し不安げ。10台ほど止まれる駐車場は私達の車で満杯になった。今日は暑いのでみなさん早出の様子。私 達は7時50分に出発。
歩き始め、30分ほど杉の植林の中で快適で道もよく整備されている。

二つの徒渉は、裸足になって問題なく渡れた。川幅2、3mくらいだが雨上がりの増水時は難儀しそう。

休 憩後急登の支尾根登りが始まる。無風のムンムンの中、次から次に吹き出てくる汗に、水2l持ってこなかったことが心配。「僕は、持ってるのであげられます よ」と春日君。なんてやさしい後輩なんだろう。10時を過ぎたころ展望が開けて直射日光が肌を焼く。風は無くとにかく暑い。めまいがしそうなので休憩をと る。見上げると急な岩場の上の上に尖った山頂が見える。目線の先にはこれから歩く予定の稜線が延々と続いている。しかも木陰などまったくない、上越の夏山 歩きを後悔しはじめてる私の横で、グビグビ水を飲んでる春日君に心の中でエールを送る。そしてひたすら登る。途中2人組の方々もこの暑さにまいってる様 子。11時半にようやく山頂1。6人くらいの先客たちも無風で灼熱の中でしきりに汗をぬぐっている。気持ちよく休む状態でもないので、早々に七小屋山へ進 むことにして、長い連続のクサリ場を60mくらい快適に下るはずだった。「先頭私が降りるので、春日君見ててね!」なんて言った半分くらいで「左足太もも がつった〜、ええ〜今度は右足太もも!」生まれて初めて足がつった経験である。上で2人が心配そうに見てる。「だましだまし行くしかないよ。」とつくる君 の声が聞こえた。やっぱり水をケチったせいだ。まだ行程の半分もきてないのに、先が思いやられる。七小屋山頂へ続く登り返しジグザグ道のきついこと。足の ツリがなかなか治まらないので、2人にザックを交代に持ってもらって先に頂上に到着して2人を待つ。感謝と申し訳なさでいっぱいになる。30分炎天下の中 で休憩。単独の男性が後から到着。私達と反対ルートから2人組の男女もやってきて、この地獄の暑さにみんなでうなだれる。私達は大休憩後最後に出発する。

こ こまでくれば、いざとなれば蓬小屋へ逃げ込めばいいやなんてひそかに思いながら、笹の中を歩いていく。美しい一面のお花畑が広がっているが、みんなテン ションが低いのは、やっぱりこの暑さのせい。黙々と歩いてシシ小屋ノ頭の分岐に14時40分到着。足の調子もだいぶ治まってきたので一安心。春日君にも らったカバヤの塩飴がおいしかった。歩いてきた道を振り返ると東洋のマッターフォルンと呼ばれてる大源太山は、おもしろいくらい形が変わる。ウッディハウ ス ホスタの関さんからの情報では、けっこうガスが流れてすぐ隠れてしまうことが多いようだが、今日に限ってはずっと丸見えだ。今はきれいな三角形から二 つピークの山容そしてだんだん人の顎がシャクレた横顔に似てないかい?

そ して今回最大の疲れのピークに達しながら3つの小さなピークを超えて行く。相変わらず無風の灼熱地獄の中、背丈ほどの笹の中をかき分けて進む。眠気が襲っ てきてもうろうとしてきたころに、シシ小屋ノ頭にようやく到着。春日君にちょっと水を分けてもらう。ふだんは最初にバテるつくるが、今日は元気。私が先に バテタので弱音を吐けなくなったとのこと。しばらく休憩。後は下りのみの樹林帯の中のはずと思うと、元気がみなぎってきた。隣で春日君が4度目の汗のタオ ルを絞っている。山は2度目なのに、まったく弱音を吐くことも無く汗で全身ビッショリになって歩いてくれた後輩が、とても頼もしい。ただ、下りで膝を酷使 してつらそう。

長 い長い下りの尾根を時々差し込む美しい西日に癒されながら、沢音の大きくなって行く道をどんどん下る。途中冷たい水場で3人とも歓喜。生き返った!ようや く朝徒渉した本流で足を冷やすと、つらかった今日の山行を振り返る。駐車場にもどるとすっかり涼しい夕方になっていた。ここで、3人がっちり握手して終 了。車がまだ1台残っている。今日の暑さの中の縦走の過酷さが物語っているようだ。帰り道、関さんに下山報告して教えてもらった「岩の湯」http://yuzawa.koiwazurai.com/yuzawaonsen_iwanoyu.htmlでさっぱりした後、渋滞の収まった後の関越を3人で今日の縦走の達成感に何度もひたりながら、東京へと向かった。

備考

しんどかったルートは、大源太山頂より最下部より七小屋山への登り返し。(一見トラバースの道があるように見えるがうそ。)
蓬峠への分岐から4つの小さなピーク越えて、シシ小屋ノ頭までの深い笹道。
このルートは、夏の晴天時には脱水症対策を十分に気をつけて。

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