笠取山

日 程 2013 年 7月 28日(日)
山域 笠取山 (奥秩父)
形式 縦走
メ ンバー しんちゃん(CL) ななこ サク
記録 サク
行程
青梅駅 7:30集合
車にて、作場平(笠取山登山道入口)へ 9時着
 9:15出発 →9:48一休坂分岐 5分休憩 →10:20ヤブ沢峠 10分休憩
 10:40笠取小屋着 トイレ休憩 →10:58雁坂峠分岐
 →11:11笠取山麓に着
 →山頂へ一気にアタック11:26着(地図上のコースタイムは20分)
 山頂にてランチ
 11:50山頂出発 →12:18多摩川源流にて水遊び → 12:45水干尾根分岐 →13:08シラベ沢
 →突然のスコール 13:55笠取小屋着 15分休憩 →15:05一休坂 5分休憩 →15:26作場平着
 (参考時間:6時間半 約13km)
 その後、車にて、「道の駅温泉 たばやま」にて入浴


■    所感
自分にとってはしばらく時間が空いてしまった山行で、やや不安もあったが、素晴らしい山行となった。
石井リーダーの「是非、あの山頂からの360度パノラマとあの源流を見てもらいたい」という心意気、そして事前の下見には頭が下がる。
こうした気持ちを分かち合える仲間に支えながら、山を楽しめるのもすばるという素晴らしい会に巡りあえたご縁の賜物だと感謝の気持ちでいっぱいだ。

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さて、山行だが、当日はスカッとした晴れ間は残念ながら少ないながらも、緑を十分味わいながら歩くことができた。笠取山山頂までのラスト15分以外は緩やかな傾斜が続く。

この山域はもともと雨量の多いエリアで、だからこそ源流もある。緑が生い茂るのも納得。

単独ではつい見逃してしまう景色や植物、そしてカモシカ&クマの木々の皮をむしり取った跡をチェックしてくれて、都度都度3人でああだこうだと会話も弾む。

やっぱり山はいい。単独だろうが、グループだろうが楽しいものは楽しい。厳しいものは厳しい。
源流ということもあり、この山域は他のエリアの山とは別格の人工的なメンテが行き届いている。

それに反して、異常気象や温暖化が続くことが理由なのかは定かではないが、山道までカモシカやクマが降りてきて、木の皮を剥ぎ取っているのが目立つ。水道 局や林野庁等の努力で木々を守るために、ネットを木に張り巡らすが、イタチごっご。食べるものがないから、下りてきてしまう現況をどう捉えたらいいのだろ うか?

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さて、途中の笠取小屋だが、地図上ではトイレ&水マークがあったが、小屋はクローズしていた。
おそらく、予約客がいなかったからだろうか。 五右衛門風呂小屋もあった。

山頂へ到達する手前に3分水嶺がある。多摩川、荒川、富士川。富士川!!??
ビックリしてしまった。 石碑はキチンとそれぞれの方角に向いている。

そんな地形だからこそ、大切に管理されているし、必死に守ろうとしている努力に感動し、
あわせて水の有り難さを感じずにはいられなかった。

とくに多摩川については、東京都の56%の水をここで確保していると分かり、またビックリ。

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いよいよ、山頂へ。遠くから見るとスキージャンプのジャンプ台のような素晴らしい傾斜(涙)
大丈夫かよ?と思いながらもシンガリを務めさせて頂いた。
思っていた以上に心配機能は低下しておらず、小股で登ることを注意しながら登ること15分。
あれまと登れてしまった。途中で登ってきた傾斜を見ると、30度近くあるだろうかと思うと
スキーやりて〜って思ってしまった。

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山頂でのんびりランチを始めると、リーダーが、「嗚呼、先週は本当に天気が良くて素晴らしかったのに、
今日は本当に残念だ。サクにあの景色をどうしても見せたかったのに」とボヤく。
そんな心優しいリーダーを見ながら男泣きするサク。涙もろいことではすばるナンバーワンと自負。


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多摩川の源流は本当にポコポコと水が心細く湧いていたが、これが始まりだと思うと感動の嵐。
今日のために用意したダック隊長にも、源流を楽しんで頂いた。

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多摩川源流 YOUTUBE クリックしてね。


それにしても、ここの山道は水分を多く含んでいるため、ふかふか絨毯状態で気持ちがいい。
などとみんなで言っていたら、突然の雨。

これまで「晴れ男」を自負していたサクもスコールには勝てなかった。
カッパを久しぶりに着る。まだ止まない。ということで、ズボンもカッパ装着すると、小雨に。。。
こんなもんなんだよな〜と。3人で合唱。

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予定通りに15:30に作場平駐車場に到着し、目指すは温泉。
アルカリ性の温泉にゆっくりとつかり、ビール&そばを食す。リーダーには申し訳なかったが、我慢できず、ビールを発注してしまった。

湿気はたしかにあったが、気温がさほど上がらなかったため、気持ちが良かった。
身も心もリフレッシュされ、下界のくだらない、つまらいことなどたいしたもんじゃないと思えた。

やはり言うまでもないが、山はいい。そして仲間がいい。
引き続き、間を空けずに登るぞ。 熱射病対策は万全に。

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