4月のシンデレラ (湯河原幕岩)

日 程 2013 年 4月 29日(日)
山域 湯河原幕岩
形式 クライミング
メ ンバー つくも(CL) 26 サク ななこ 
記録 つくも



3人は前日、万二郎〜万三郎(天城山)に登って修善寺か らの移動。思ってたよりも縦走がたいへんだったので、電車のなかで早くもお疲れモードになっている。けれど今日は課題があるので、のんびり気分にひきこま れないようにと気持ちをひきしめる。湯河原駅で、にこにこ笑顔の26さんと合流する。
幕岩につくと新緑がまぶしく、こんなにきれいなんだと、びっくりする。冬枯れの岩場の大混雑しか知らなかったから、クライマーの人数がずっと少ないのがう れしい。

最初にシンデレラの岩へ直接向かうが、すでにグループがとりかかっていたので引き返す。するといつもは大混雑のやさしいルートが、がら空きだ。いつものよ うにやさしい桃源郷から始めることに。

1 いちちきするな 5.8
長いスラブ。下部の出だしの乗り越しがちょっとむずかしい。一段あがるところで、高く足をあげるが、大げさにいえばハイステップみたいになる。フリークラ イミングのムーブになれていれば、とても簡単だけど、はじめて岩にさわるような場合には難しいみたいだ。そのすぐ上も足がかりが細かく、ちょっと難しい。 上のほうにいくとやさしくなる。


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2 シルクロード 5.7
長いスラブ。右のクラックや、左のやさしいところを使ってのぼればいいと思うけど、中央のスラブだけで、こまかいでこぼこをひろっていくとけっこうむずか しい。サクちゃんも楽々完登。


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3 サンセット 5.10a
今日はがら空きなので、26さん「はじめてこのルートをのぼった」と大喜び。
下部は垂直だけどガバの手がかりがあって、ぐいぐいいけるのが楽しい。核心は上部。「右のフレークはだめだよ」と書いてあるので、26さんはきれいに左側 から這い上がっていく。そうはいってもすこし右のほうを使うのが素直なのではないかと思って、そこのところがすっきりしません。

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次に急いで、シンデレラの岩に向かう。

4 シンデレラ 5.7
長いスラブ。出だしの2、3メートルがきびしい。ほとんどはじめてのサクちゃんは、こまかい足がかりに重心をのせて立つことがむずかしいようだ。上にいく と、やさしくなる。「バレリーナのようにつま先でたつんだよ」とのアドバイス。
終了点の手前に左からまわりこむように新しいボルトが打ってあるが、スラブをたどるのが素直だと思う。
左からまわりこむのは、ヴァリエーションかな?5.9くらいではないかと思う。
長いルートなので高さが気持ちいい。リハビリあがりのななこさんは、上までいって満足しきっている。

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さらにシンデレラ近くのルートをかたっぱしからやっつ けようって意気込みだったが、すでに時間ぎれ。というよりも、お久しぶりなので自然の岩に気後れしてしまったのが実情だ。今回のところはスラビーな自然の 岩の感覚になれることが出来たことで良しとする。
 
5 あぶみの練習
さらにアルパインの準備であぶみの練習。普段こんなポピュラーなところで、あぶみを出しちゃうのは、カッコ悪くて気が引けるというものだが、まわりに誰も いないので何でもやってしまう。
左右の手にループをかけたまま、あぶみを架け替えていくこと。フィフィというギアを使うこと。ひととおおりの手順を覚える。

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あれこれやりたいことがたくさんあって、知らないうちに時間がさしせまってきた。帰り支度にあせっ て、シンデレラのガラスの靴ではないけれど、シューズもろともザックを斜面に落としてしまった。ガラスの靴は王子様が拾ってくれるけど、くさいクライミン グシューズを拾ってくれるひとはいません。急いで回収してますます時間がなくなってきました。着の身着のまま、荷物のパッキングもそこそこに、ぼろぼろに なって最終バスにすべりこんだのでした。

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