大洞山-ボッコの頭-大沢山(大菩薩)

日 程: 2013 年 9月29日(日)
山域: 大洞山- ボッコの頭-大沢山 (大菩薩)
形式: 読図ハイキ ング
メ ンバー: な なこ(CL) しんちゃん つくも
記録: ななこ
行程: JR 中央線笹子駅 7:56 着 笹子駅〜新田〜標柱213取り付き0908〜中尾根〜鉄塔0945〜P10931015〜中尾根ノ頭1105〜カヤノキビラノ頭1140〜大洞山 1211〜摺針峠1245〜〜大沢山1445〜P940付近より奥野沢川〜P899付近へ登り返す〜奥野稲村神社1705〜笹子駅1735(全行程約9時 間10分)


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若 葉の頃、「周回ハートコース」で本社ヶ丸へ出かけた。その時から、紅葉の頃にハート半分を中尾根で歩いてみたいとずっと考えてたルートだ。読図2回目にな るしんちゃんは、新しく上等なコンパスを首に下げてはりきってる。ささご駅で下車した人の多さに驚いた。天気もよく順調な読図山行開始であったが、終点ま 近の最後尾根下りで安易に仕事道へ踏み込み、1時間くらいきついアルバイトを強いて尾根へ登り返す羽目になってしまいメンバーのひんしゅくをかってしまっ たけど、私には久々の充実満喫山行であった。

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中尾根の取り付きは、ネットの情報を参考にさせてもらっ てしっかりとした踏み跡もついてる標柱213から入る。50mくらい手前にも歩いた跡もあったのでむしろそっちが中尾根の先端と思える。尾根は杉の植林で わかりやすく仕事道を歩く。

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し ばらくして鉄塔の下で休憩中のご夫婦のパーティと出会う。同じルートを行く様子。大沢山まで抜きつ抜かれつで他だれにも出会わなかった。彼らは、前回間違 えて沢へ下ったので本日改めてみえたらしい。感じの良い山歩きのベテランの方で驚きの情報を聞いてしまった。それは、鍋嵐へ行った時の話で、宮ヶ瀬ダムの 立ち入り禁止を越えた時パトカーにでくわし、こともあろうに、厚木警察署まで連れていかれ事情徴収および指紋採取および罰金だったらしい。鍋嵐はよく行っ ていた山域だったのでたいへん驚きだった。よく通行止めのゲートを越えて気にもとめずに歩いているのでびっくりしてしまった。気をつけよう。

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私 達はここで10分ほど小休憩。P1093付近で地元の狩猟仲間3人に出会う。3日から解禁になるので犬の訓練しに来たらしい。「この先右に曲がったところ が中尾根だよ」と教えてもらったはずなのに、踏み跡がはっきりついていた南の大きな尾根に踏み込んでしまったが、すぐにまちがいに気づき戻って、右へ下っ たらはっきりした尾根があり、気持ちのよい雑木林をつめて行く。ベンチが現れた。ここが稜線で中尾根ノ頭らしい。北に笹子峠へ続く登山道がある。

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所 々崩壊してる細尾根を歩く。右に帰りのルートの大沢山の大きな尾根がはっきり見える。カヤノキビラノ頭〜大洞山へと、燦々と太陽が降り注ぐ中美しく紅葉し た尾根歩きで、新しいりっぱな道標にも感心しつつどんどん先へ進む。そしてまた東の尾根に引き込まれてしまい、間違えて登り返してる途中で、さきほどのご 夫婦が下ってきていた。「ちょっとまちがった尾根へきたようなので、戻ります。」というと、「えっ!これでよいのでは?」との返事だったが。ピークへ戻 り、南へ延びている急な岩の尾根発見。そこを下り切ったら摺針峠の道標があった。しばらくして彼らも到着。雑談する。

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休憩後にここでダック隊長の撮影してから、次のピークで あるボッコノ頭へと向かう。1時間くらいの登りで今日一番きつかった。ザックを下ろして水を飲む。ここで気づいた。ダック隊長がいない!もしかして摺針峠 の道標の上に置き忘れてきた?ザックの中を捜したがいない。ちょうどご夫婦が上がってきたので尋ねてみる。「私達の写真に写っているかもしれないので、確 認してみましょう」すると、やっぱり道標の上にちょこんと座ってこっちをみてるダック隊長を発見。しんちゃんが責任を感じて「僕が取りに返ります」と言っ たけど、日の短いこの季節15時からの1時間半のロスは厳しい。
 
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とりあえず、納得しないまま次のピーク大沢山へ、メン バー各自いろんなこと考えて歩いてきたせいかあっというまに着いた。ここからは、以前下った道なので後はただ下るだけのはずだった。が、後は小ピークをひ と登りするともうおしまいという辺り。先頭を行く私は、右の仕事道らしき踏み跡に入りたくなった。前回の記憶でここを下れば、隣の尾根の林道へ出るはず。 近道じゃん!不安がるメンバーをなだめなだめ植林のつづら折道を下ったら、沢へ突き当たった。あっち側に白いガードレールが見えた。水量の少ない箇所を徒 渉すればいいだけのことじゃん!甘かった!水の嫌いなつくもがメンバーにいたことと、台風一過でかなりの水量になっていたことだ。しばらくウロウロしたあ げく、「セオリー道理、登り返そうよ」と、つくもが言いながら、猛スピードで急斜面を四つん這いで登っていく。しんちゃんも不安顔なので、「了解。では稜 線へ戻ろう。しんちゃん、つくもの跡を登って行って。」やがて「登山道へもどったよ〜」との声が聞こえた。登山道で全員おちあう。息を整え水を飲んで、 ちょっと薄暗くなってきた尾根をヘッドライトをつけてぶじ神社へ飛び出た。その後は、電車の接続もよく、運良くすっかり人がいなくなった温泉にゆっくり浸 かり、東京へ向かい電車に乗った。ダック隊長は真っ暗な峠の道標の上で今も笑っているんだなと想像すると、なんだかとってもかわいそうになってきてたまら ない。サクちゃんになんて言えばいいんだろう・・・。

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