御岳山 サルギ尾根

日 程: 2013 年 1月16日(水)
山域: 奥多摩
形式: 日帰り雪山ハ イキング
メ ンバー: な なこ(CL) つくも サク
記録: サク
行程:
青梅線古里駅7:53集合 8時スタート〜大塚山〜御岳ビジターセンター〜11:30御岳神社〜12:30芥場 峠〜サルギ尾根を経て13:40高岩山展望台〜16:45上養沢下山〜バス〜瀬音の湯(秋川渓谷)〜バス〜武蔵五日市駅〜帰宅


まさかの人生初の雪山登山!奥多摩縦走9時間の雪中訓練!!
辺り一面の銀世界。パウダースノー。たまに訪れるダイヤモンドダスト、鹿の足跡、腰までの雪。。。ここはどこ?紛れもない東京都。。。
二日前に7年ぶりとなる東京を襲った大雪の影響がどの程度あるか心配しながらの準備。そして古里駅に到着するも、あれ?雪がない。。。なんだよ、たいした ことないやんけ〜。そう思っていたのは始めの30分程度。地元のお婆さんに「危ないから気を付けてね〜」という声にも「はいは〜い」と呑気。


DSCN0015.jpgDSCN0026.jpg


登山道に入りしばらくすると、ありまっせ。雪。一応軽アイゼンは持って きたけど、まだ本番未使用。大丈夫かよ?やや不安気味。ベテランの先輩お二人にピッタリと付いていくしかないなと覚悟(汗)
雪はありがたいことにまだ凍っておらず、雪靴じゃなくても歩きやすい。でも油断大敵。雪の感触を確かめるように歩き続けること3時間半。ビジターセンター をスルーして御嶽神社へようやく到着。この時点で既に予定よりも1時間オーバー。さすがに雪がある分、ペースが上がらないのは致し方ない。でも楽しい。
御岳神社付近には宿坊がたくさんあり、以前来た時にはこんなにあったんかな?と加齢による記憶障害を疑う。思い出せないんだよな〜。つい「あれ、それ」と 連発してしまう。。。トホホ。

DSCN0020.jpgDSCN0023.jpg

下山先の上養沢で15時過ぎのバスに乗らないと、次にくるバスが17時 半ぐらいになってしまう。そうなったら辺りはかなり暗いぞ。ヘッドランプ&予備電池は持ってきてるけど、あまり使いたくないぞ、と思い当初予定していた ルートを少し修正する。
当初は御岳〜奥の院〜鍋割山を経てサルギ尾根から養沢へ下るルートを考えていたが、雪の影響もあり修正して御岳〜芥場峠へ抜けて早めにメインディッシュの サルギ尾根に入らないと帰れないぞと。
御岳から雪は益々深くなり辺り一面本当に銀世界。しかも人っ子一人いない。この冬景色独り占め!!!!ってなんだかんだ楽しんで歩いていると、登っている と、猿のような方にある。ピッケル持ってエッホエッホって感じでスゴイ勢いで下ってくる。足を止めてもらい上の情報を聞くと、「(高岩山の)展望台までは 俺がトレース作っておきましたよ〜。そっから先は何もないけど・・」って何もない?と思いながら、ベテランお二人は楽しそう。おいらはヤバそう・・・

DSCN0047.jpgDSCN0048.jpg

段 々雪がシャレにならないぐらい深くなり、腰高まで余裕でいってしまう。吹きだまりの怖さを感じるも、なんだか楽しい。もともとスキーは学生時代にキチガイ みたいに行ってたので、雪への恐怖心なんかは全くなく、まあコケて当たり前、滑って当たり前というスタンスが良かったみたい。
12時半に芥場峠を出て1時間ほどで展望台に到着。結構登ったぞ!頑張ったぞ!と思いつつもまだまだ。「15時のバスは無理だね。17時もヤバイかも ね〜。こっから先は私たちがトレース作っちゃうんだよ!すごくない!?!?!?」
ななこさん大はしゃぎ。大先輩がそんなことを仰るとなぜかこちらまで楽しくなり、行ったれ!と思う次第。

DSCN0053.jpgDSCN0057.jpg

展望台からは未知の世界だし、雪深いのでさすがにスパッツ&カッパズボ ン装着。そして気合の一服。
ここで反省。冬山用のグローブとワカンが欲しい。ワカンがあれば、ズブズブ雪に埋もれずに済んだ気がする。雪が邪魔して足が前に出ない。お財布は軽くなる 気がする、間違いなく。
段々と薄日が指し、杉林からの木漏れ日が美しい。ソロだったらそんな思いにはいたらなかったかもしれないが、グループならではの心強さを感じた瞬間でも あった。
先ほどまで雪まみれだったのが、南斜面に進行方向を変えると「あれ?雪がない!ここはどこ?」というぐらいきれいに雪がない。そして鋭い意地悪な小山を2 つ3つなんとか超えて、ラストは気合だけで急な坂を下る。もう足がパンパン。ヤバイって思ったらゴールの養沢神社に到着!やったゴールだ!16:45
3人とも怪我無く無事に下山することができ、誰かが言ってた「自分を褒めてあげたいです」ってそっくり自分に言ってあげたかった。そしてビックリしたの は、下山時刻。当初予定の2時間オーバーで済んでる。あの雪で。
下山してしばらく休憩を取りながらバスを待ち、縦走中ずっと頭の中で唱えていた「下山したら温泉&ビール」というウマニンジンを実行。アルカリ性のお湯で オヤジでもお肌ツルツル。ビール上手い!コロコロステーキ上手い!最高!

DSCN0062.jpgDSCN0063.jpg

<所感>とにかく何からナニまでやり尽くしたような一日で、フルコース 状態。
しかもスタートからゴールまでずっとほとんど無風状態で純粋に雪を楽しむことが出来た。もちろん油断なんか出来なかったけど。
これまでは冬山はやっぱり怖いと尻込みしてもうちょいアトだなと思ってたら、絶妙なタイミングで舞い込んできた。しかも楽しい!辛いし、しんどいし疲れる けど、とにかく楽しい。そして忘れてならないのは、そう思えるのは経験豊富な先輩方がいて初めて初心者である自分が楽しめたということ。
翌日は、両足に湿布8枚貼って効果あったのか思ったより筋肉痛は酷くなかったが、腰が・・・ガラスの腰が・・・
ワカンは買ったほうがいいのかな?その前に冬靴? 金掛かるな〜。。。

chronicle
return
すばるM45山の会
.
subaru M45 alpine club
inserted by FC2 system