八丁山 - 鷹ノ巣山(奥多摩)

日 程: 2014年 7月21日(月)
山域: 八丁山 - 鷹ノ巣山(奥多摩)
形式: 読図バリエー ション
メ ンバー: ななこ(CL) 坂元 つくも
記録: つくも
行程: 東 日原バス停 9:00〜八丁山取付き 9:20〜尾根先端の展望台10:00〜八丁山11:27〜P1338(お伊勢山)12:15〜ヒルメシクイノタワ13:23〜鷹ノ巣山14:07〜ヒル メシクイノタワ14:40〜東日原バス停17:10
map


DSCN4320.jpg

日原の街並から稲村岩が正面にみえるてくる



バス停を降りると連休なので登山者でにぎやかだ。日原の 街並を歩いていくと、これから向かう稲村岩が正面にみえてくる。
雨が続いていたのだろう。山道に入っていくと道はぬかるみ、湿気で樹木の幹がびっしょりと濡れている。
八丁山への取付きは橋を渡って二つ目の道標のところから右へ。植林のな かをジグザグに登っていき、集落跡に出てまだ手入れのされている墓の前を通る。私達はこの墓の立つ支尾根を素直にそのまま上り詰めていった。

DSCN4331.jpg DSCN4338.jpg DSCN4340.jpg
八丁山への取付き
集落跡上部、墓の立つ尾根をつめていく
踏み跡はなくなって、自然林のなかを適当に

す ぐに雑木林になって明るい感じになる。シカが食べ尽してしまうのだろうか?こんな時期なのに下草がほとんどなくて歩きやすい。踏み後が曖昧になり、適当に 上へむかうが、地形図には右よりに岩場の表示があるので、左のほうに引き込まれがちだ。(実際にはまっすぐ尾根に向かってさしつかえなかった)


DSCN4346.jpg DSCN4352.jpg

コケに被われた展望台から日原川を覗き込む


尾 根(巳ノ戸尾根)に乗ると、山頂へ向かう前に、この尾根の先端に立ち寄ってみることにする。数分で尾根は行き止まりとなり、先端が断崖になった展望台に出 る。狭い岩場の上、コケで濡れた岩の足場が安定しない。樹間からおそるおそる覗き込むと足下深く日原川が見える。この日原川に四方からの尾根が一気に切れ 落ちる地形がとても興味深い。対岸に去年登ったタワ尾根の先端に燕岩が見える。これが今日の唯一の展望だった。

DSCN4354.jpg DSCN4367.jpg




ほどなく八丁山へ足を進める。しばらくシカ柵が続き、と ころどころが植林のなかを進むが、わずかに日も射してきて気持ちのよい尾根になる。

DSCN4379.jpg DSCN4386.jpg DSCN4391.jpg
岩場


次第に岩まじりになって尾根がせばまってきて、いよいよ お待ちかねの岩場が見えてきた。
ここでせっかく持っているからと、持参のヘルメットをかぶると気持ちもひきしまるような気がする。実際にはヘルメットが必要という場所ではないが、かつて ゲスト参加でご一緒したOBさんの意見になるほどと納得し、読図バリエーションでも積極的に使ってみようという ことになった。
この白っぽい岩場は雨上がりなのに乾いていて快適だ。ジャングルジムのようにどんどん登って行く。このまま岩場が何百メートルも続くといいなと思うのだ が、あっというまに終わってしまう。その先は、やせ尾根になって、木の根っこが濡れて滑りやすいが、むしろこちらのほうに気をつけたい。気をつけながら進 みすぐに八丁山に到着。


DSCN4401.jpg DSCN4408.jpg

八丁山
窪地状のコルを見返す

八丁山は樹林の中で展望はない。手彫り の小さな表示板がたのしい。
八丁山をこえると一度急下降となり、コルは窪地状になっている。さらに進むと、両側が切れ落ちたやせ尾根のコブをいくつも超えて行くようになる。ここ も木の根っこが濡れて非常に滑りやすい。静かな尾根の右手の谷から沢の音が聞こてくる。
 
DSCN4417.jpg DSCN4424.jpg DSCN4427.jpg
痩せ尾根が続く
お伊勢山(P1338m)

もう一つコルを超えて、お伊勢山に到着。少し早いけど、 ここでお昼ごはんにする。
ここにも、手彫りの表示板が、幹の二股にはめこんであった。

DSCN4433.jpg DSCN4436.jpg DSCN4440.jpg
鞘口のクビレの遭難碑
廃道が交差している


お伊勢山から下ったコル(鞘口のクビレ)には、遭難碑が あり、廃道が交差してひっそりしている。霧がこのあたりから濃くなってきて、シーンと静まり返っている。

DSCN4442.jpg DSCN4444.jpg DSCN4446.jpg
このキノコは食べられるのでは?と思ったが、、、

枯れた笹

ここから上り坂が続いて息があがってくる。最後は45度 の斜面の激登りとなるが、急勾配になるところでみんなで気合いを入れ直す

DSCN4449.jpg DSCN4453.jpg DSCN4456.jpg
最後の激登り

ヒルメシノクイタワの直下

急傾斜は最初、ササが枯れて荒れた感じだったが、やがて ツガやモミの針葉樹が混ざり、地面がきれいなコケに被われているのを見とれていると、あっという間に稲村尾根登山道のヒルメシクイノタワに飛び出た。

DSCN4462.jpg DSCN4464.jpg DSCN4474.jpg
鷹ノ巣山

ヒルメシクイノタワに戻る

一息つく間もなく鷹ノ巣山へ。ここか らも苦しい登りが続くが、ぼくは足がつってしまった。水分をたくさん飲んで少し休み、またゆっくりと歩き始めるしかない。

鷹ノ巣山の頂上は深い霧の中。登山者も他にだれもいないので静かな山頂だ。展望もないのですぐにとんぼがえりとする。ヒルメシクイノタワに戻り、坂元くん からインスタントのワンタンスープのお裾分けをしてもらって一息つく。

DSCN4481.jpg DSCN4491.jpg




ここからも長い下り坂なのでみんな敬遠ぎみだ。手元の地 図でコースタ イムの2時間はいくらなんでもきびしいとCLはご立腹だ。
尾根の上半分、ブナの大木が多くて楽しみだが、笹が枯れたり倒木が目立って荒れた感じがする。
長い下り坂を頑張って降り、途中稲村岩に立ち寄りたいのだが、バスの時間に間に合わないような気がして、今日もパスすることに。岩のてっぺんまでわずか5 分な のに、まだ一度もいったことがありません。それから今日もダッシュでバス停に向かいました。

DSCN4501.jpg

奥多摩駅近くの温泉(玉翠荘)に立ち寄る



hachoumap.jpg
map

chronicle
return
すばるM45山の会
.
subaru M45 alpine club
inserted by FC2 system