滝子山南稜 - 浜立南尾根
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今
年のGWは、好天気に恵まれたのに山行できずあきらめていた所、帰郷していた坂元君が、最終日に山へつきあってくれるとの連絡に飛びついた。前回雨で中止
になった滝子山へ最短ルートの周回バリエーションコースをチョイス。笹子駅8:00に着いてみると山々は上半分ガスの中でちょっとがっかり。里のたんぼ
は、じきに田植えが始まるのか、水がはってあって隅に若い苗がおいてあった。家々の庭には、美しい花々が競うように咲き乱れている。南陵へ向かう林道で、
散歩の帰りか、おじさんの手にたらの芽が握られている。「昨日は滝子山に100人くらいの登山者がいたぞ〜。」ちょっとオーバーじゃない?おじさんと感じ
ながら挨拶をかわし林道を進む。 |
南陵の取り付きに、見慣れたずいぶん古くなった「寂しょ
う尾根」の看板。きれいな音の響きが気に入ってる。坂元君が去年単独で来た時、この看板に気づかず、スミ沢のルートから登ったらしい。本日は南陵から入れ
て嬉しそうなので、良かった。最初植林の中を歩く。 |
ひ
たすら上がっていったん林道を横切り、素直にまっすぐ尾根を上がっていく。このあたりにくると自然林が小さな若葉をつけている。言われてみれば、20年前
に比べるとりっぱな登山道へと変貌してしまった。さっきのおじさんが言ってた100人もまんざらではないのかもと感じるほど、道幅もしっかりしている。
が、今年の大雪でやられたのか、ぶなの木がずいぶん痛んでいる姿がつらい。いつもの大ぶなの木で、小休憩後、やっと岩場にさしかかる。 |
去年、あの猛暑に櫻井君親子と水をかぶったように汗かい
て登った時は、気づかなかったけど岩に赤ペンキの矢印がずっと続いているサマにがっかり。浜立山分岐11:15到着。小鳥のさえづりに心が和む。 |
イワカガミの大群落。開花はもうすぐ |
ちょっとだけ咲いていた |
山
頂直下のいつも濡れていて足下の悪い岩場を上がると滝子山11:30到着。残念ながら今日はガスって展望なし。富士山大好きの坂元君が残念そう。休憩して
ると次々と登山者が到着。途中いっしょだった6人パーティ、2人組3、単独3人。ひょろ長い山頂なので窮屈さは感じないが、以前よりポヒュラーな山になっ
たみたい。 |
浜立山分岐 |
滝子山 今日はガスって 展望なし |
12時前に山頂から西へ浜立山分岐へ戻る。直下の濡れた
岩場が下りはもっといやらしかった。浜立山12:40到着。板きれに薄く書かれた看板が木にさがっていた。 |
直下の濡れた岩場 | 浜立山 |
平
坦な道を西へ進んでいく。急な南斜面には鮮やかなピンク色のミツバツツジが咲いている。浜立山北東尾根分岐にさしかかる。ここでコンパスを南にあわせる。
新しい赤テープが木に巻いてあった。はっきりした尾根を下って左が抜け落ちている岩場は、右側に巻き道の踏み跡をたどる。 |
左が落ちた岩場は、右側に巻き道の踏み跡をたどる。 |
P1246 |
や
がてP1246に到達。7年前の3月末に上がってきた南西尾根が見えた。今回は南尾根を下る。ここから本日メンイベント読図である。この尾根を途中で外れ
てP961尾根へ渡るポイント探しを3人で慎重に探しながら進んでいく。下りなので解りにくいので歩いてきた後を振り返り振り返り進むしかない。遅れて最
後尾で地図をガンミしていたつくもが、「ここら辺で右じゃないか?」と叫ぶ声がした。 |
ここから尾根を途中で外れてP961尾根へ渡る |
先
頭の私が振り返って地形を観察するが、はっきりしない。確かにこの辺りで進路変更のはずだが。私は、もう少しこの尾根を進めば地形がはっきりして、少し登
り返せばよいと考えたが、どうも2人は登り返しをいやがってるようでついてこない。いつも元気な坂元君もさすがに今日は旅疲れでパワーがでない様子。落ち
葉で埋もれている斜面を右へ少し進んだ先にあの赤テープ発見。自信を取り戻して歩きにくい斜面を下って行く先々に赤テープが目に入ってくる。気持ちに余裕
が出てきたせいもあって、「なんかテープ貼りすぎじゃない?すずめの罠じゃあるまいし」というとウケた。そして確実に尾根に乗ったと確信し、2、3個のコ
ブをやり過ごしP961に13:55に到着。 |
P961付近 |
ポ
イントに石標があった。ここで小休憩。先は痩せ尾根がはっきり見える。たどって少し東に進んで行くと鉄塔がでてきた。その下に林道発見。尾根の先端で、作
業トラックのドライバーが車を止めて「なにかの調査中かい?」と聞かれた。毎回よく同じことを言われるなあ。予定どおりのルートで下りれて達成感あり。さ
あ後は下って温泉へと思って振り返るとなんと2人が反対方向へ歩いて行くのが見えた。「お〜い、こっちだよ〜」はにかみながら小走りで戻ってくるというオ
チがついてしまった。やっぱり読図山行はおもしろい。 |
だいぶ日も長くなってきたので次回はどこへ行こうかなん
ておしゃべりしながら駅へ向かう途中に「笹一」でワイン、焼酎、酒の試飲を次々と勧められるままに飲む坂元君とつくも。下戸の私は100円払って甘酒を飲
む。そして、GW最終日で混雑の電車の中で3人ともつり革にぶらさがったまま居眠りしながら、温泉へと向かった。 |
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すばるM45山の会 . |