日川 曲り沢(南大菩薩)

日 程: 2014年10月19日(日)
山域: 南大菩薩
形式: 沢遡行
メ ンバー: ななこ(CL) つくも 峯
記録: ななこ
集合:
JR茅野駅10:12着
行程: 中 央線甲斐やまと駅発バス8:10〜下の平バス停8:20〜林道終点9:00〜入渓9:35〜二俣・休憩12:00-25〜大岩12:37〜稜線登山道付近 12:58〜大谷ヶ丸山頂・休憩13:30-14:05〜米背負峠14:20〜米背負峠入口14:55〜林道歩き〜天目温泉16:10(全行程約8時間)


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記録

気持ちのよい秋晴れの朝、通い慣れた甲斐大和駅よりバス出発。臨時も出て3台目に乗車。途中下車は私達3人だけ。他の登山者は、たぶん紅葉が見頃であろう 大菩薩連嶺へ向かう様子。
2週間前に入会した峯さん、着々と装備を買いそろえてたいへん山好きの女性。(会で山好きNO.1とうわさされている)沢遡行をとても楽しみにしてる彼女 の熱意に引き込まれて、ルンルン気分で歩き出す。
日川右岸の林道を30分進むとここで行き止まり。正面に首まで埋もれた堰堤。左から本日遡行する曲沢が合わさっている。沢固め後9:35入遡。夏に比べて 水が冷たいけど気にならない。

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「靴濡らしてもいいんですか?」と峯さん。自分も沢デ ビュー時に同じことを尋ねた憶えがあること思い出した。今日はなるべく水中を歩いて行こうと決めて進む。緩いナメを80mほど行くと喰いちぎられた狸?出 くわす。まだちょっと臭かったらしくつくもがかなり遠目より写真を撮る。

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喰いちぎられた狸?


鳥の鳴き声と優しい日の光が水に反射して美しい。なだら かなナメがずっと続く。思っていた以上に水量は多め。岩は花崗岩でフリクションは抜群で気分がいい。滝らしい滝は無くナメ歩き。迷う事なく素直に本流を詰 めいく中、両岸のミズナラの葉がハラハラと水辺に舞落ちてくる様はなんとも言えない。

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5段20mナメ滝



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5段20mナメ滝



少しずつ倒木の量が増えて何度かくぐり抜けたりまたいだ り。唯一の美しいナメが倒木に邪魔されて残念。足下は、花崗岩が砕けて砂底の箇所もあるが、緩斜面なので気にならない。峯さんは、水に慣れたのか快調に ぴったり後ろを続く。今日はロープ無しなので、つくもはいつになく写真撮影を満喫の様子。ちょっと水量多めの釜の左岸をへつる。その上のあたりの水は日が 当たらないせいか冷たく感じる。

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カチッとした階段のようなナメ



2番目のナメを歩き進み、カチッとした手がかり足がかり 多めで快適。大木の倒木の右岸をくぐり抜けそして階段状のナメ歩きと続き、やがて二俣に到着12:00。30分近く大休憩をとる。

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大木の倒木の右岸をくぐり抜ける
二俣(赤ペンキの目印がある)


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3mほどのチョックストーンの右を抜ける



水量のかなり減った1:1の二俣を右へ進んで行くと3m ほどのチョックストーンの右を抜ける。ほとんど水は消えて沢の源頭風景となる。この辺りはよく歩いている山域なのでどの辺りかは、検討がつく。右の支尾根 にとりつこうかと迷ったが、ちょっと頑張れば稜線につくので、素直に本流を詰めることにする。落ち葉は足首あたりまでからんできて歩きにくい。最後ちょっ とだけ左に逃げて稜線登山道付近に13:00出た。

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稜線登山道付近に出る


お疲れ顔の2人の写真撮って沢装備解除。13:09に少 し東に進路を進め、その後広くだらだらと長い尾根を北方向に見える大谷ヶ丸山頂をめざす。

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大谷ヶ丸山頂


山頂で30分の大休憩後、米背負峠へ軽やかに下って歩 く。みごとな紅葉に心が踊る。そういえば、秋に歩いたのは初めてと気づく。途中上日川ダムより上がってきたという単独のおじさんと話をする。これから滝子 山より初狩駅へ下りるとのこと。なんと健脚の方。「今の時期の小金沢連嶺はきれいだよ〜」と教えてもらった。確かに、私新緑の季節しか歩いてない。西へ 下っている水量のしょぼい沢を4回くらい渡りながら、薄い踏み跡をどんどん下って米背負峠入口14:55に到着。

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米背負峠
林道に降りる

その後いつもの長い長い林道歩き。秋深い山容を眺め、今日歩いたコースを振り返り、次回の読図山行の降り口ルートの偵察をしつつ、真っ暗なトンネルを3人固まって(ヘッデン面倒くさがらず、ちゃんとつけましょう)通り抜け、天目温泉16:10に到着。

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すっかり顔をおばちゃんたちに憶えられてしまったよう で、「先に注文してしまって温泉へゆっくり浸かってらっしゃい」とありがたいお言葉。なぜか私とつくもは、財布落としたり、スリッパ借りて帰ったり、時 計、靴下忘れなどやらかしてる。多分に温泉の効能がそうさせてしまうのだろう。温泉後峯さんとつくもはビール、下戸の私はお水で乾杯!沢デビューの峯さん も達成感と満足顔で、おいしそうにビール飲んでいたので良かった。良かった。

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