大山 - 梅ノ木尾根 -
日向薬師(丹沢)
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テレビに見たいものがなく、本も読みたい気分ではなく、 どうしたものかと、考えていた時に浮かんだプランです。 目的のひとつ目は、先週断念した大山登頂と街並み、山並み、 そして海を見下ろす眺望を目にすること。 二つ目は、元旦の大山寺と阿夫利神社の初詣をすること。 三つ目は登り始めをすること。 四つ目は鉈掘りの仏像で有名で大好きな日向薬師に下山すること。 五つ目は元旦にだけ運行する通夜交通を利用すること。 元旦は11時に家族の用事があるので9時半には下山しないとマズイ。 5時から9時半の間で、盛りだくさんの目的を達成するのために、 大晦日は22時に床に入りました。(寝れなかったけど) |
ロマンスカーで伊勢原に4時到着。 直通バスで大山ケーブルには予定より少々早く4時半につきました。 ケーブルカーが善男善女の長蛇の列で戦意が喪失しました。 バスが早くついたことで、ケーブルカーに乗車しなくてもご来光に間に合いそう。 ところどころ街灯が照らす暗闇の中を、大山寺・阿夫利神社へ登り始めました。 空には、星がまたたいています。 ご来光はバッチリ望めそうです。 神社までは急ですが、参道になっていて、階段や街灯が整備されています。 若者グループやファミリー、単独者など多くの人が参拝していました。 お寺と神社への参拝が終わったのは5時を少し回っていました。 神社から山頂までは、街灯のない全くの山道です。 ヘッドランプの光が点々と続いています。 おそらく山頂まで続いているのでしょう。 空が白んできました。 時計は6時を回っています。日の出時刻の6時50分までには山頂に行きたいです。 先を急ぎます。 あっつ、転倒です。頭が下になり止まりません。 下にいた人が足をかかえてくれて、やっと止まりました。 頭が下になり起き上がれません。 下にいた別の人が肩をかしてくれて、なんとか起き上がりました。 こんな所で転倒なんて・・・ 踏み込めません。ふらつきます。 精神的ダメージが残ります。 なんとか、平常心を保ち山頂を目指します。 |
どんどん空が明るくなります。 6時40分、山頂に着きました。 すごい人です。足の踏み場もありません。 雑踏を避け、下山路を探します。 人混みで下山路を見つけるのに苦労しました。 山頂を離れると静けさが覆います。 今日、初めての静かな時間。 雷ノ峰尾根分岐そばの見晴しの良いところで、 初日の出、山並み、街並み、そして広い海を眺めることができました。 6時50分でした。 日向薬師への道は、北に延びています。 まばらに中低木が生えた素晴らしいハイキングコースです。 都会のそばにこんな素敵な場所があるなんて。 だから登山はやめられません。 やがて、先週も来た893mピークから鐘ケ岳へ続く枝尾根に入ります。 入山点は先日も利用したので分かっています。 急だけど良い雰囲気の尾根道を下っていきます。 778mピークで、地図を再確認します。 次の大沢分岐で梅ノ木尾根に入ります。8時になっていました。 日向薬師まで3km強、今、9:05のバスに乗るには1時間で降りなければなりません。 小走りに、コースを急ぎます。 |
一ノ沢の頭まではやせた尾根が続きますが、よく踏まれていて楽しいコースです。 絵地図にはないけど、使われている登山道です。 ここで、写真を撮っていないことに気付きました。 ご来光を取らなかったことが悔やまれます。 気を取り直し、写真を撮ることを心がけます。 |
日向薬師は改修中でした。 改修が終わったら再度行ってみたいです。 日向薬師は改装中の茅葺本堂も良いのですが、風雪に磨かれた参道も素敵です。 もっと、ゆっくり楽しみたかったのですが、バスに乗りたいので先を急ぎました。 そして9:00、予定のバスに滑り込み、登り始めを終えました。 転倒事件は精神的ダメージがありました。 原因を察するに、暗いとバランスが悪くなるようです。 夜、トイレにいう時もふらつきが激しいようです。 暗い時は事故にならぬよう、細心の注意を図りたいです。 |
すばるM45山の会 . |