滝子山 寂ショウ尾根 - 東稜(南大菩薩)

日 程: 2017年 4月30日
山域: 滝子山 (南大菩薩)
形式: 読図ハイ キング
メ ンバー: ななこ(CL) ゴロー ザク
記録: ゴロー
集合:
JR中央線笹子駅着 7:33
行程: 中 央線笹子駅(7:33)〜南稜(寂ショウ尾根)〜滝子山山頂(11:10) 〜 東稜 〜 御正人ノタル(12:40)〜沼ノ沢ノ峰(12:48)〜クラコ山(鞍吾山)(14:09)〜 860m圏ピーク(14:51)〜林道(15:14)〜瑞岳院(15:34)〜初狩駅(全行程約8時間00分)


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中央線沿線で登り残していた滝子山、周辺の山はバリエー ションで登っていたものの滝子山山頂はまだ踏んでいない。こんな話を例会でしていたところ、タイミングよく滝子山南稜から東稜を下るコースへお誘いが。当初予定していた個人山行をキャンセルして、この山行に飛びついた。

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ヒトリシズカ



行 きの南稜は寂ショウ尾根と名が付いているが、昔は南稜 とだけ呼ばれていたらしく、山と高原地図では破線ルートとなっている。ただこの尾根はよく歩かれており、登りやすいとても良い尾根である。この日も私たち 以外に数グループが登りに使っており、一般道と言っても良いルート。途中ななこさんにヒトリシズカを教えてもらう。花や植物の名前は何度聞いても忘れてし まうが、今度こそは覚えておきたいと思う。

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寂ショウ尾根(南稜)
イワカガミの群生はまだ花が咲いておらず
滝子山の山頂

途中の岩場は難しくはないものの、怪我など事故が発生し ているようなので、慎重に。
その先のイワカガミの群生は、まだ花が咲いておらず残念でした。ほどなく山頂に到着し。景色を見ながらしばし休息。食事手短に済ませ。すぐに下山に向か う。

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「この先岩場危険」の標識から東稜へ



山頂から少し下ったところに「この先岩場危険」の標識が ある、ここを下る。
山岳会に入る前だったら、危険と書かれている方に進むなんて何をやってるんだと思っただろうが、今はもう慣れました(笑)。

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下りの読図は登りに比べると格段に難しい。まずしっかりとコンパスをセット、今日は私が先頭をまかされる。
ちょっと緊張。まずは東方向を目指して下っていく。下り始めてしばらくすると小岩が出てきて、右へ巻こうとすると南方向の小さな支尾根に引っ張られそうになる。慎重にコンパスを確認しながら東方向へ歩みを進めていく。
支尾根と交わる地点は必ず止まってコンパス確認。これ重要。先進んで支尾根の先がどうなっているのか確認したり、(大概の支尾根は途中切れている)、これまでの読図で教えてもらったことを復習しながら下っていく。

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このあたりから東稜の岩場 下降の核心 この岩場のルートファインディングはむずかしい


さらに進むと5mほどの大岩が現れた。大岩の向こうは切れ落ちた屏風岩というやつ。右に巻いても
左に巻いてもかなりな急斜面、どうやったら降りれるのこれ?
 
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慎重にあたりを行ったり来たりして左側にかすかに踏み跡らしいルートを見つけた。降りたところから東方向に薄い尾根が続いている。よく見ると赤テープが目 に止まった。一旦下って逆側を振り返ってみると下る場合に比べ、登る場合はなんとなくルートが見える。赤テープも登りなら目に付きやすい位置だが下りでは 見えにくいようだ。登りと下りの読図の難易度の違いがよくわかる。

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しばらく進むとザラザラした白い砂に覆われた痩せたコル。以前登ったホリヌキドウミによく似ていると思ったら、ここはお隣の尾根だった。

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ホリヌキドウミの尾根とその向こうに雁ヶ腹摺山
御正人ノタル
登り返し(フィックスロープがかけられていた)

もう少ししたら大久保山が見えるよとななこさん。さらに東に進むと急斜面となりフィックスロープが何本もかけられている、正直このロープがないとここは登れない。

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沼ノ沢ノ峰
東へ伸びる、まんなかの尾根をさがす

登りきったところが「沼ノ沢ノ峰」。次のピークまでは東に進み、そこから南東方向にコンパスをリセット。
送電線の下をくぐるので、確認してねとななこさん。地形図に描かれている様々な情報を見ながら確実に現在地を把握する。
大久保山も見えてきた。送電線の下をくぐり、P1057地点へ、そこからコンパスをリセットしてさらにP1037.7地点、鞍吾山へ進む。

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滝子山を振り返る
マツボックリ

地図によるとこの鞍吾山はピークが二つあり、二つ目の東側ピークが鞍吾山。今回は手前の西側のピークから南に下りて、瑞岳院というお寺に向かう計画だ。進んでいくと最初のピークに鞍吾山の標識が、あれ? ピークを見逃したかな、いやそんなはずはない。

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最初の鞍吾山のピーク 鞍吾山の標識 その先のピークにも鞍吾山の標識と三角点

念のため先に進むとその先のピークにも鞍吾山の標識。紛らわしい。二つ先のピークに三角点があったこと。南西方面の尾根を観察してルート確認、最初のピークを南方向に降りるとする。

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もどって最初のピークから南方向に降りる
急斜面


しかしこれがすごい急斜面、木々につかまりながら滑り落ちないようにヒーヒー言いながら降りる、しばらく下りていると植林された尾根からいくつか支尾根に分かれていて、その先で林道に出そうだ。

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860m圏ピークから 植林の尾根を降りる 堰堤(沢)を右にみながら下る

先を慎重に見極めながら降りていくうちに堰堤を発見、その脇を抜けて無事お寺近くの林道に到着した。

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林道に到着 瑞岳院というお寺に立ち寄る 
修行道場といった感じでしたが、のぞいてみただけです
夕日を受けた滝子山 初狩駅のホームから

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